無印良品を愛用するファンの事を「ムジラー」と呼ぶらしい。以前お客様に竹虎の竹製品を愛するお客様を「タケトラー」と言って頂いた事があって心から嬉しかったが、そうなれば自分自身もタケトラーの一人だから、タケトラーがムジラーにお伝えする無印良品の圧巻の竹製品のお話を少しだけご紹介してみたい。
まず一言、凄い。今回実際に店舗に行って購入してきたのは竹100%のペーパーナプキン、竹ティッシュペーパー、竹パルプのプレートやボウル、竹ヘラ、竹スプーン、竹フォーク、竹アイスバー、竹箸セット、竹割箸、竹ストロー、それから竹表皮のヒゴを編みこんだ四ツ目籠や、内側の二番ヒゴ、三番ヒゴを使う網代籠だ。
ナプキンやティッシュペーパー、プレートなど竹パルプを使う製品は、継続利用可能な唯一の天然資源である竹を最大限に活かせるものではないかと思う。生産国である中国には竹海と呼ばれる、どこまでも続くかのような竹林が広がっている。あの面積の竹たちが毎年生えて、驚異的な成長を遂げると考えれば資源が尽きる事はないのではないだろうか。
使い捨てのスプーン、フォーク、竹割箸なども全てが完璧ではないかも知れないものの、安価で安定して供給される事を考えたら、アウトドアのレジャーは日本のみならず中国でも流行しているらしいので、環境意識の高い若い方々にも大人気に違いない。
竹籠は、言わなければ日本の真竹と違いがないような四ツ目編み籠と、価格を抑えるために竹内側のヒゴを使って網代編みした茶碗籠タイプ。日本での使用を意識した編み方、籐のあしらいなので和風のご家庭でも全く違和感なしだ。
しかし、まだまだ、竹資源を使った製品開発は序の口だと思う。持続可能な唯一の天然資源に遂に着目した大手ならでは商品展開は、今後もっともっと続いていくだろう。再生紙を使ったトイレットペーパーが店内に置かれてあったけれど、これなど竹紙を活用するのにうってつけではないか?いずれにせよ、こうして世界の環境問題に竹が大きな存在感をもってきた事は日本の竹にとっても追い風にしなければならない。
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