良い事づくめの乾燥野菜

フードロスにエビラ籠


自家製梅干しを作られる方が梅雨の晴れ間に行う土用干しは、梅干しの色づきが良くなり美味しく出来あがるので欠かせない工程であり、その時にお使いいただく竹編み平籠(エビラ)を竹虎では連日製造を続けている。どこの農家さんでも蚕を飼っていた時代があり、その名残で蚕棚として使用されていた古いエビラを納屋から出してきて、干し大根や干し椎茸作りに庭先に並べられている光景は普通だったが、作っている職人はさすがに一人もいなくなっていた。


野菜干し、食品ロス


復刻して良かったと思うのは土用干しだけでなく、近年の食品ロス・フードロスとか言って、昔の日本なら当然の食べ物を大切にする精神が見直されて干し野菜、乾燥野菜などにチャレンジされる若い主婦の方が増えた事だ。


干し野菜


しかし、乾燥野菜は「もったいない」からと言う理由で作るのではない。もちろん、食材が長持ちするのだが、とにかく何と言っても一番なのは野菜が美味しくなるのだ。天日干する事により旨味が増し、しかも栄養価が凝縮されるから素晴らしい。


フードロス、干し野菜


そして、忙しい主婦の方には嬉しいのが調理時間が短縮できる事。干し大根など良く食していますけれど味の染み込みが早く、食感もしっかりして食べ応えもある。


乾燥野菜


調べてみると書籍なども沢山あって、実は色々な野菜を干して楽しめるので関心のある方はチャレンジして欲しいと思っている。


国産竹ざる60センチ


乾燥野菜作りに関心を持たれる方にオススメなのはエビラだけではない。土佐伝統の孟宗竹を使って網代編みする国産竹ざるは定番の60センチと、小ぶりな40センチを編んでいる。田舎では90センチあるいは更に大きな120センチサイズを求められる事もあるが、都会のご家族なら40センチもあれば十分かも知れない。


乾燥野菜用竹ざる


エビラ干し野菜


そうそう、60センチ×45センチのエビラ(小)にはベランダで吊るして干したいというお声から紐を通せる穴を開けている。





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