今までなかったのが不思議なのだが、遂に登場したのが虎竹角手提げ籠バッグだ。このような四角い形の竹細工を角物と呼ぶ、他のゴザ目編みや、六ツ目編み、網代編みのザルや籠と違って、長い竹ひごを使わない代わりに細かいパーツが沢山あって製作は大変だ。
虎竹のピクニックバスケット製作の動画をご覧いただくと、その部材の多さに驚かれるかと思う。
白竹は、元々このような白い竹があるのではなくて、青々とした真竹を湯抜き加工といって熱湯に浸けて余分な油成分を取り去った後に天日干しすると、このような美しい白さになる。
虎竹は火抜きと言ってガスバーナーの熱で油抜きしていく。同じ加工をするのだけれど、真竹と虎竹ではこのように色合いが異なり、同じ手提げ籠にしてもこの通りの違いなのである。
安定して自立する竹籠なので、持ち手を倒したらマガジンラックや小物入れなどにも便利にお使いいただけそうだ。
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