リアルたけのこの里!日本唯一の虎竹の竹林に伸びる次世代のスターたち

虎竹筍、竹虎四代目(山岸義浩)


今の季節の虎竹の里は、まさにリアルたけのこの里状態だ。皆さんは、凄まじい筍の成長スピードをご存知だろうか?30年ブログをご覧いただく方はご存知のように、筍が生まれてからわずか3ヶ月でスクスクと伸びて行き、親竹と同じ大きさになってしまう。だから昨日まで何も無かったはずの空間に突如現れる筍に、連日竹林の様子が変わるように感じるのだ。


竹林取材、竹虎四代目(山岸義浩)


JAグループの発行されている雑誌「家の光」さんが取材に来られた日は、明るい陽射しが差し込むものの竹林は暑くもなく、心地よい風を吹き抜けて最高だった。このような竹林には蚊がいないので、山道を登る時に虫除け代わりにスプレーしてきた竹酢液は不要となる。


筍食害


さて、育った後は硬さが変わったり、色合いが変わる事はあるものの大さきは変わらない...、などと言う話をしていて、ふと足元を見ると何と!筍の先端が無残に食いちぎられてるのを発見した。


筍食害、竹虎四代目(山岸義浩)


これはイノシシではない、彼らは優れた嗅覚でまだ地中から出ていない筍を狙って食べるから、これは鹿だろう。


虎竹の筍


一日に120センチも伸びる事もある竹は、この神秘の生命力があるからこそ、日本では「松竹梅」と縁起の良い植物に数えられている。大きく育ったあとは色づきだ、今年のルーキーたちに期待したい。





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