台湾宜蘭県で開催されたアジア太平洋ソーシャルイノベーションサミット(Asia Pacific Social Innovation Summit)で登壇させて頂いたのは、ちょうど一週間前の土曜日だから本当に早いものだ。思い返してみても、16の分科会に13カ国の国から60名以上のスピーカーが集まった凄い会議だった。
宮城県で地域森林資源を活用したバイオマスエネルギー事業をされながら、NPO法人森林の理事長を務められている大庭隆博さんと一緒の分科会だ。今まで知らなかった東北の取組も自分達にもおおいに参考になりそうで面白い、何より同じ日本から来られた方がいると心強い。
自分たちは1985年から21世紀は竹の時代と言い続けてきた。今回のサミットでは世界的にも注目が高まっている「持続可能」というテーマが多かったので実は、もっともっと竹が見直されてもよいとずっと考えていた。
最期のトークセッションで少しだけ時間を頂戴して、そのような循環型の生活に竹ほどマッチしている素材はないという話をさせてもらった。
現在、日本では観光用や庭園、あるいは筍栽培のための畑のようになっている極一部の竹林を除けば、ほとんどの山々で竹林は「竹藪(たけやぶ)」になっている。
タイガーポーズが少しづつ広がったように、竹への問題意識も広がれはいいと思う。講演内容のYouTube動画には字幕が入っているので世界各国の言葉でご覧いただけるようになっている。
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