国産丸竹串と角竹串

国虎屋、野本将文


国虎屋さんは40年前に教えていただいて以来、東方面にドライブに行くと必ず立ち寄る饂飩屋さんだ。戦国武将の安芸国虎から名前をつけたそうだが、同じ「虎」繋がりで親近感を持っていた。パリに出店されたと聞いた時には驚いたけれど、その後何年も経ってから現地で食べる国虎うどんは格別だった。Restaurant Kunitorayaの料理も美味しかった事を思い出す。そして、今回は更に焼鳥専門店「Charbon 国虎屋」を出店されたと高知新聞に載っている、さすが野本さんだ。


竹串


焼鳥と言えば竹串が無くては始まらない。今までなんとか国産の竹串を作り続けられていたメーカーさんが、とうとう思うように製造できなくなり日本製竹串の在庫も底をついてきたタイミングなので美味しそうな鶏肉よりも竹串に目がいってしまう。


孟宗竹


日本製の竹串は身が厚く、硬い孟宗竹を使う。割った竹材の表皮に近い部分が一番丈夫な所なので、竹皮が2割ほど入った竹串が自分は好みだ。使っていても、腰が弱くてすぐに曲がったり、折れたりする竹串は身の内側を使っているのか、竹材が若いのかどちらかだ。


竹串


国産で皮の付いた角竹串は、残念ながら今でも復活のメドは立っていない。しかし、どうにか丸竹串は皮付きでお届けできそうである。更に、本当は日本製の竹製爪楊枝を復活させてたいのだ、なぜって自分の愛用している手持ちが後少しで無くなるからだ。本物の竹爪楊枝を使ってしまったら、すぐに先がつぶれてしまうようなモノかとても使えない。また、安価な輸入の竹楊枝もイヤだ。



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