日本最大級の竹と言えば孟宗竹であり、多くの皆様が「竹」と言う時に思い浮かべる事が一番多いのではないだろうか。筍は大きくて美味だが、輸入が増えた現在では多くの竹林が手入れされずにいる。だから稀に農家さんが手入れした竹林などに出くわすと時間を忘れてしまう事さえある。
直径はこの通り太く、20数メートルもの長さがあって、特に伐採したばかりの孟宗竹は水分を含んでいてズシリと重い。
それもそのはず、稈の中に空洞があるのだけれど、淡竹の仲間である虎竹等に比べると圧倒的に身の部分が厚いのだ。孟宗竹は籠やザルに使われる事は少ない代わりに、この身の厚さの特性を活かした製品作りがされてきた。
竹炭もそんな製品のひとつで、木炭よりカリウム、ナトリウムなどミネラル成分が多く土壌改良効果が高い。更に多孔質なので湿度の調整や消臭能力に優れており、現代の暮らしの中でもっと利用が進めたいと考えている。
竹炭(バラ)は土窯から出したそのままなので、一般の方がお使いされる場合には水洗いなどの手間や竹炭の微粉末が付着するなど若干の使いづらさがあった。そこで、もっと簡単に気軽に暮らしに取り込めるような調湿竹炭パックを作っている。日本は高温多湿だ、梅雨時などのジメジメにうんざりされる方も多いのではないだろうか?しかし、この竹炭の除湿実験をご覧いただくと、今まで関心のなかった方でも「一度試してみようか」きっと、そう思っていただけるに違いない。
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