竹についての関心

竹虎四代目(山岸義浩)、竹講演


もう20数年前の事になる。新宿にある東京ガスさんが運営されているリビングデザインセンターOZONEという所があって、虎竹の展示をした際にお客様にお越しいただいての話をした事があった。久しぶりに出てきた画像を見て懐かしく思い出したのだが、あの時の皆さんの竹への強い関心、熱気が蘇ってきた。


竹虎四代目(山岸義浩)、竹講演


竹細工や竹工芸を並べただけではなく、会場には虎竹はもちろん真竹や黒竹、図面竹、亀甲竹など竹材が飾られていた。竹は衣食住にわたり様々なシーンで日本人の暮らしに深く関わってきたので、竹と一言でいっても沢山の側面があって、お集りいただいた方の年齢や性別も幅広かったように思う。


竹虎四代目(山岸義浩)、竹講演


そして、司会の方が途中で切り上げねばならないくらい質問が多く、とにかく竹への関心が高かった。あれから随分と時は流れたけれど、やはり日本人は竹を少しだけ忘れているだけではないかとの思いは変わらない。竹に心を向けてもらえないのではなくて、自分が皆様に心を向けていなかったのではないだろうか。


昨年の12月8日に、日本の竹を世界の皆さんに知って頂きたいと思ってJAPAN HOUSE Los Angelesと言う所で竹についてのウェブセミナーをさせて頂いた。講演テーマは「日本文化と暮らしに息づく竹~竹の無限の可能性(Bamboo in Japanese Culture & Lifestyle | Limitless Potential of Bamboo)」。聴講されるのは、アメリカをはじめ海外の方が多いので竹の魅力や面白さを出来るだけ分かりやすくお伝えしているつもりだ。もし、外国の方同様に竹に馴染のなくて、それでも竹を知りたい日本の若い世代の方がおられたら、英語通訳を交えてのセミナーだが是非お聴き下さい。


JAPAN HOUSE Los Angelesウェブセミナー
日本文化と暮らしに息づく竹~竹の無限の可能性




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