このショルダーバッグのように素地が全く見えなくなるまで色付けしていると、素材感が分からなくなってしまい一体何で出来ているのかと思われる方がいても不思議ではない。自分では当たり前すぎて、あまり気にしてこなかったのだが、店頭にそのまま置いてあるだけでは木なのか?プラスチックなのか?陶器なのか?知らずに、あるいは関心も引かれる事なく見過ごされてしまっていたのではないかと思う。しかし、実はこれは竹なのだ。
厚みのある孟宗竹の身部分を球形に削りだし、中央に穴を開け紐を通して繋ぎ合わせて作られている。最盛期は70年代頃ではなかったかと思うが、この球形のサイズを変えたり、形状を変えたりした様々な製品があった。
このビーズショルダーバッグも、そんな中のひとつである。楕円形のビーズも球形のビーズも竹で作られている。
塗装をしていない部分を見ると竹特有の維管束の模様を確認できて、間違いなく竹だとお分かり頂ける。
ショルダーバッグ、ハンドバッグなどバッグ類が多かったけれど、ベルトもあった。レトロ感あふれる懐かしい竹ビーズネックレスは奇跡的に倉庫からデッドストックの製品が見つかってご紹介させてもらっている。
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