鰻魚籠の予告

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さて、本日は今度編み上がってくる鰻魚籠の予告のお知らせだ。きっと良い籠が出来あがってくると今からワクワクしている、もしかしたら今時新しい魚籠などあるのか?と思われる方もいるかも知れない。けれど、美しい川の流れがあり、魚がいて、暮らす人がいれば、そこに寄り添うように繁る竹を使った道具は自然と生まれてくるものだと思っている。この二つの魚籠を見比べて頂きたい、昨年末に伐採した真竹で作られたばかりの魚籠は青々とした鮮やかな色合いだ。ところが、やはり魅力的なのは5年、10年と使い込まれて赤茶けた竹籠。


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自身が鰻捕りの名人で一日に100匹捕った事もある川漁師のような方だからこそ魚籠には強いこだわりだ。新しくご紹介するものは銅線をステンレスに変更しているものの圧巻の上蓋の作りや、底部分の曲線美など堪らない仕上がりになる。底の四隅が足になって地面に接するので傷みやすい、だから銅線を巻いて補強しているのだけれど、虎竹の里に伝わる海で使われていた魚籠も力竹に全く同じ補強がされている。川と海が繋がっているのだ。




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