今年の夏の終わり頃だった、待ち合わせに少し時間があったので集合場所だった近くの住宅街をブラブラする事にした。夕方だったけれど、太陽は照り付けムシムシとしているから日差しを避けて小さな路地に入った。その突き当りには見事な建仁寺垣が設えてられている、凄いなあと思って見ていて何気に振り返ったお家の庭に虎竹自在垣の足付が置かれていた。
外で雨ざらしで使うので色は褪せてしまっているが、まだまだ活躍しているようだ。このように思いがけず虎竹に出会えるたびに感激できることは本当に幸せだと思う。先日、別のお客様から戻ってきたボロボロの自在垣を見ていて改めて思い起している。
自在垣は自由に伸び縮みするので使い勝手が良い、しかし元々は好きな長さに広げておてい固定して使うものだ。その点、足付きの自在垣は自立するので別の場所に移動させて幅を合わせて広げる事ができる。そこで、移動時などに金具で衣類や手をキズ付けないわようにシリコーンシーラントというゴム状の柔らかい素材で金属部分をカバーしている。
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