今年はギリギリとなってしまったが何とか年賀状を出し終えた。スマホの登場で簡単に人と人とが連絡を取れる時代、新春の挨拶状を取りやめる会社や個人の方も多いが、ボクの場合はすっとやり続けると学生の頃から約束しているので今のところ取りやめる事はできそうにない。いつも買い物に使っているスズ竹市場籠だけでは一杯になりそうだったので、小さな虫穴が何個も開いてしまっているものの全く問題なく愛用できている白竹八ツ目バスケットに分けて持って行く。両手にズシリと重い、中には年末に行っていた年賀状企画にご参加いただいた233名のお客様へのお年賀も入っている、今年もこれだけ多くの方にお世話になったのだと体感できる瞬間だ。
今月中頃に高知新聞さんに掲載いただいた記事を新聞バッグにして届けてくださった近所のおばさんがいる。父や祖父の頃には虎竹の里を中心に60名もの方に働いてもらっていた、内職さんを含めると100名近くなるのではないか。だから、今でもご家族の方は、何かにつけて自分たちを気にかけて大事にしてくれているのだ。30軒ほどあった山の職人さんたちもそうだ、二代目や三代目の大きさを後になって、今頃になってようやく知っている。来年こそは恩替えしのできる年にしたい。