白竹八ツ目バスケットは、誰でもご存知のスーパーのお買い物かごのような形と言えば分かりやすい。底を広く編んでおり、品物の出し入れが容易であり抜群の安定感のある手提げ籠なのだ。スーパーマーケットに置かれているカートにスッポリと収まるサイズなので、ご家族の分まで沢山買い物される方などにはマイバックとして特に重宝されると思う。
ところが、竹籠や手提げ籠バッグは完成された物を目にする機会はあるけれど、一体どのように作られはじめて一つの製品となるのかは、ほとんど知られていないのではないだろうか?
そこで、竹虎では竹職人の手仕事を出来るだけ動画でもご覧いただけるようにしているが、今回の白竹八ツ目バスケットでも竹籠の底編みから立ち上げ、木枠をはめ込んでの編み込み、口巻、持ち手を藤巻きして仕上げて完成するまで、しっかりとご紹介している。
ここまで編み上がれはのもう少し、後は木枠を外して口巻に取り掛かる。
角い形は口部分の当て縁で決まる、楕円形に見えていた籠が一気に四角のバスケットの形となる。角籠の代表格のように昔から作られてきた御用籠も本体編みまでの工程では、同じように楕円の籠にしか見えない。
これで、皆様の知っている白竹八ツ目バスケットの形が出来上がった。
後は太い籐を芯に入れてしっかりと巻き込み、大容量の籠に入る重みを支える丈夫な持ち手にしていく。製作の様子は、1時間26分とかなり長い動画となったが分かりやすくまとめているので是非ご覧いただき、竹職人の手仕事を堪能していただきたい。
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