通気性の良さが素晴らしい、篠竹底編み足付ざる

篠竹底編み足付ざる


「真竹より篠竹」と言われているが、東北の篠竹細工は強く素朴で味がある。特に竹の堅牢性を活かした足付きざるが素晴らしいと感心する。足付きとは、本当の足が付いている訳ではなくて、底編みから立ち上げていく過程の竹ヒゴで尖がりを作るのである。こうする事で底の四隅に足のような突起ができる、置いた時に接地面に付くことがないので通気性が良く、水きれのよい竹ざるとなるのだ。


篠竹底編み足付ざる


細く割った竹ヒゴを編みやすくするために水に浸けておくのだが、工房裏にある小さな用水路をせき止めて浸けてあった。小さな流れがあるのだろう、水が透き通っていて豊かな自然の中にいることを実感する。


篠竹底編み足付ざる竹職人


日本は狭い国だけれど実は竹の種類は多い、世界に1300種の竹があると言われる中の半分近い600種が成育しているのだ。そして、その地域ごとに育つそれぞれ特徴のある竹を使い竹細工の技が発展してきた。その一つを代表する篠竹細工の職人技は見惚れていると40分の動画時間などアッという間だ(笑)。




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