青竹踏みの普及に力を入れてる話は何度かさせていただいている、2015年3月25日の30年ブログ「青竹踏みを、ご存知ですか?」などご覧いただくと、その経緯がお分かりいただけるのだが兎に角根底には竹文化が無くなりつつある事を肌で感じた経験がある。
そんな中で、通常使う孟宗竹だけではなく少し細身の真竹を使って足裏にツボをピンポイントで刺激する強力青竹踏み踏王(ふみお)くんが生まれた。これは今までにありそうで無かった、いや作りたくとも真竹が豊富にないと無理なので製品として流通する事はなかったものだ。青竹踏みを愛用している竹虎社員の声から生まれたものなので何とかしたいという思いで現在でも時には品切れになりながら製造が続いている。
何せ、この細身の強力青竹踏み踏王(ふみお)くんの凄いところは丸竹を半分にしているのではなく、より角度を鋭角にしたくて半割ではなく6:4の比率でカットしている事だ。つまり1本の竹から1個しか作れないという贅沢な品でもあるのだ。
山の職人が減少している中、バンブーロスという事が言われている(言っているのはボクだけだが)。継続利用可能な唯一の天然資源である竹ではあるが、竹は沢山あったとしても管理して伐採する人は少ない。山から出された竹は無駄なく使い切りたい、そしてそれらをお使いいただく皆様のお手元に残す事なくお届けしたいといつも考えている。
実は今まで細い孟宗竹やウラ(先端部分)は、袖垣に一部使うなどする他はあまり活用できていなかった。強力青竹踏み踏王(ふみお)くんに適材なものが見過ごされてきていたのだ、これは使わない手はないという事で今後は孟宗竹でも製造していく事にしている。真竹とか孟宗竹とか言われても一般の方々には分かりづらいかも知れない、基本的には全く同じ竹であるけれど、よかったらボクが違いを分かりやすく説明したYouTube動画をご覧ください。
孟宗竹は日本最大級の竹であり、身もしっかりと厚みがある。細い竹材でも強度があるので真竹に負けない、いやむしろ良質の製品ができ上がっている。真竹、孟宗竹と竹の種類はお選びいただけないものの、普通の青竹踏みで飽き足らなくなった方には絶対ににオススメ!繰り返しになるけれど強力青竹踏み踏王(ふみお)くんは、竹を知り尽くし、使い続けて来た竹虎社員に懇願された逸品です。
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