一番素晴らしいと思うのは九州は宮崎や鹿児島でみられた寿司バラだ。網代編みにしたザルの上で寿司飯をまぜて作れるほどの竹材はそうそうない。沢山の山の素材を使って編み上げる桜箕(日置箕)にも欠かせない竹としても蓬莱竹が使われた。防災、人の暮らし、文化、思想、竹の恵みは本当に偉大だ。こうやって知っていけば、「All You Need Is Bamboo」とボクが言うのも納得いただけるのではなかろうか。
しかし、もちろんボクが一番関心を持って欲しいと思っているのは日本の皆様だ。日本にしかない竹を愛でて、国産竹炭の機能性で消臭され綺麗になったご自宅で毎日の生活をしてもらえるのが喜びだ。これこそ竹虎の理念である「虎竹のある暮らし」であり、ボクが10年以上前から言い続けてきた「No Bamboo No Life」でもある。おっと、最近ではこんな事も申し上げている「All You Need Is Bamboo(竹こそは全て)」。
日本からの出席ならボクよりもふさわしい方がいそうだとも思ったが、そんな理由があった事に加えてインドのPravinsinh K. Solankiさんやバリ島にあるbambu indahという竹を使った楽園のようなホテルでお世話になった、John Hardy氏の娘さんの名前もあったので気軽にお話しさせていただく事にした。