この真竹ショルダーバッグは、かれこれ7年くらい前から使っている。肩にかけるタイプのバッグを持つ場合には竹虎のロゴマークがバッチリ入った前掛けショルダーバッグが多いので、実はそれほど出番は多くないものの、それでも色合いは随分と良くなってきた。
なんせ使い初めの頃は、こんなに真竹の青々とした若い感じだったのだ。まあまあ年季が入ってきたなあと思っていた。
ところが毎日のように愛用している職人の籠はどうかと言うと、この色合いだからビリビリくる(笑)。自分の籠も使い方が足りないようだ、まだまだ青いのである。
経年変色は竹の魅力のひとつ、良いものを時には手直ししながら長く長く使っていく。日本の竹細工はそうやって続いてきた。使い捨ての風潮の中で、この国が忘れてしまったものが見直される時期に来ていると感じています。
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