孟宗竹を半分に切り割りしている、一体これは何に使うものだろうか?まず最初に思ったのが、野趣溢れる演出に使われる竹食器だ。ホテルの宴席で一度見たことがある、これよりもっと長い竹を使って色とりどりの料理を盛りつけられた物も思い出す。
ブッシュクラフトではないが、キャンプなどでも竹を使った容器を手作りして楽しむ方もおられるように、中が空洞で節もある竹は格好の素材なのだ。
しかし、これは食器としてお使いいただくものではなく、やはり青竹踏みなのだ。同じように裏返して天日干ししている普通の青竹踏みと比べると、長さがよくお分かりいただけると思う。
こんなロングタイプをどうされるのか?気になるところだが、どうやら店舗のカウンター席でお客様の足元に置いて踏んでもらうらしい。
長い竹踏みもあれば、携帯に便利な短いものも作っている。いづれにしても、こんな竹の自然なままの姿を活かして人様に喜んでいただけるものは他にあまりない。都会は交通機関が発達しているので、車に乗る機会は少ない代わりに結構歩くから恐らく地方の自分たちより足腰を酷使しているように思っている。電車の乗り降りの階段、バス停での立ったままの時間待ち、疲れた足を優しい竹の感触で癒してもらいたい。
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