虎竹茶を飲まれた方は自然な甘い香りに驚かれるけれど、竹虎の工場に来ると更に同じ甘い香りに気づかれると思う。ガスバーナーで油抜きの加工をしていると仕事場の入り口に入った瞬間に香ってくる。いつだったか、初めての場所で車から降りたら竹の香りがして、高い塀の向こうに竹屋があると確信した事があった。それくらい特徴的な香りなのだ。
炎によって磨かれた虎竹の輝きは、元々の竹が持っていた油分。竹林に生えている時には表皮部分を淡竹ならではのロウ質が覆って白っぽく見える虎竹が、まさに本来の自分らしさで光だした瞬間だ。
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