「竹は世につれ人につれ」なので竹籠の形や大きさも当然人の暮らしのスタイルが変わってくれば変化するのが当然だ。自分の小さい頃など食器を干す籠と言えば大きいものだと、一抱えもあるような竹籠があった。
「おきゃく」と呼ばれる宴会のある時になどには、干ざるだろうが何だろうが兎に角家中の大きなサイズの籠が集められて庭に並んでいた事を思いだす。
家族の人数が少なくなり飯籠も椀籠も段々と小さくなってきて、ついにお一人様用の籠を作るようになった。それでも無くなってしまうよりは随分とありがたいと思っている。
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