ジメジメする梅雨対策に何とか間に合った調湿竹炭パックだが、そもそもの製品開発のキッカケとなったのは床下用調湿竹炭にあった。住宅の床下に敷き詰める用途の調湿竹炭は、購入いただく場合には30~40坪程度の数量が一番多い、ところが少し前から1坪単位でお求めいただく方が意外にいる事に気がついた。
最初はお試しにお買い上げいただいて、少し試してから30坪なり40坪なりご注文されるのだろうと勝手に考えていた。ところが実際はそればかりではないようで、お送りさせて頂いたお客様に用途を教えてもらうと、家の床下ではなく室内での湿気取りに重宝されていると言う。
竹は木材に比べても圧倒的に成長が早く、世界的な環境意識の高まりもあって近年は特に注目されている素材である。さらに木炭に比べて、群を抜いて高い効果が期待できるとあって竹炭への活用が進んできた。
バンブーロスという言葉を使ってお話しする場合もあるが、湿気対策として認知が広まれば伐採しても皆様のお役に立つ事ができず破棄されてしまう竹の活用だけでなく、そもそも放置竹林として手が付けられていなかった竹利用にもなる。
一般の住宅の中でご愛用いただくためには、床下用竹炭を更に改良せねばならなかった。一つは細かい竹炭微粉末が外に漏れださない工夫である。これには通気性を確保しつつ粉は外に出さない不織布を厳選し、二重にする事により安心して使える調湿剤に仕上げた。
また、室内での色々な場所での使用を想定して形とサイズを4種類にしているので、それぞれをスペースに合わせて適材適所に置いたり組み合わせたりしてお使いいただけるのでないかと考えている。
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