直島では三分一博志さんという凄い建築家の方が活躍されていました。土地の風を長期にわたって計測し、歴史を学び、その場所に最適な建物を創るられているのです。改装中の古い民家の壁は漆喰、そして壁竹が見えています。
関心のない方でも地中美術館の名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか?こちらの三分一博志さん設計の直島ホールも半分地中に埋もれることによって空調の必要がないとの事でした。見た目の美しさにも目を奪われますけれど、島を吹き抜ける風を上手につかまえて夏でも涼しく快適に過ごせる構造に驚きます。
建築中の社員寮となる予定の建物を拝見させていただきました。半割にした竹樋をたっぷりの水が流れています、なんと地下水を汲み上げ屋根裏を通し循環させる事で各部屋にもエアコンが必要ないそうです。
水は各部屋の出入口前にある池に注いでいました。ドアを開けるとこんな水辺があるとは、素敵すぎて寮から離れられなくなるのでは?と心配になりました(笑)。
今日はいろいろ楽しく勉強させてもらいましたので、壁にあった黒電話を使います。空から見ている祖父に届いたでしょうか。
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