湿気対策に作った調湿竹炭パック

 
調湿竹炭パック


炭の湿度調整力は昔から知られていて、高温多湿の日本ではとりわけ木造建築を守るひとつの方法として使われてきたのは神社仏閣の床下などを見れば分かります。近年、竹炭の消臭力、調湿能力の高さが注目されていて不織布に入れた床下調湿用竹炭をお求めいただく事が多くなりました。ところが、床下用にご使用いただくにしては少ない単位の1坪分とか2坪分でのご購入の方がおられます、不思議に思ってお伺いしてみると床下用としてではなく室内での湿気対策にお役立ていただいてるとの事でした。


調湿竹炭パック


そこで今回、もっと使いやすい竹炭製品をご提供できないかと考えて床下調湿用竹炭をベースに更に小さい4種類のサイズを製作する事にしたのです。床下用は45センチ×45センチの大きさですので、一回りサイズダウンした30センチ×30センチを作りました。しかし、ただお手頃サイズにして押し入れや収納ボックスに置きやすくしただけではありません。


一番時間をかけたのは二重構造にした不織布なのです、室内でご使用となると竹炭の微粉末が出る事なく、しっかりした除湿効果が期待できねばなりません。そこで内側の不織布にはプレシゼという通気性を保ちつつ竹微粉末を出しにくい特徴を持ったものにして、更に外側にはユニセルという少し和紙のような高級感のある質感と丈夫さを合わせ持った不織布で包みました。


調湿竹炭パック(クローゼット用)


クローゼット用としては42センチ×9センチのロングサイズにしてハンガーに吊るせるように工夫しています。作務衣をズラリとハンガーにかけて並べている自分が使いやすいようにしたのです(笑)。


調湿竹炭パック、竹虎四代目(山岸義浩)


後の2種類は調湿竹炭パック(中)として20センチ×20センチのサイズ、調湿竹炭パック(小)の18センチ×12センチを作りました。キッチンの戸棚や引き出し、靴箱など皆様の湿気状態にあわせてお選びいただけたらと思っています。


黒編み竹炭籠に入れた竹炭(バラ)の使い方と消臭・調湿効果をお知らせするYouTube動画があります。機能的には同様ですのでご参考にご覧いただきたいと思います。竹炭(バラ)は、インテリアも兼ねる形でご愛用いただけるものですが調湿竹炭パックは水洗いの手間もいらず、そのまますぐにお使いいただけるのも便利な所です。




コメントする