竹炭パウダーを使ったパンやクッキーなどを目にする機会が増えました。先々月には竹炭うどんを作られている官兵衛うどんさんをご紹介させていただきましたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?アメリカから来日して修行された饂飩職人の打つ竹炭麺はインパクト満点でした!麺類の次は竹炭を活用頂く事の多いパン作りを見たいと思い、今回は高知市内で定番とも言える食パンに竹炭をお使い頂いているベーカリープティールさんにお伺いさせてもらう事になりました。
食の世界というのは続けていくのか本当に厳しいと感じる事が多いです、そんな中、官兵衛うどんさんは今年で45年の老舗でしたけれどプティールのご主人さんもパン一筋40年という大ベテランのパン職人です。夜中の3時から竹炭パンの製造にかかるとの事でしたけれど、当然店舗の周りは真っ暗、お店の位置はハッキリ分からないものの車から降りると何処からか美味しそうなパンを焼く香が漂ってきて温かい気持ちになります。
それにしてもパン屋さんは朝が早いとは知っていたものの、これほどハードなお仕事とも思っていませんでした。午後11時には仕込みを始めて次々と焼き始められていきますのが、そのパンが100種類!様々な形のパンを決まった数だけ製造されていくのです。食パンには小麦粉、塩、砂糖、イースト、濃縮乳そして水を入れてミキサーでこねていますが竹炭は1%投入されています。
一次発酵で1時間程度寝かしたり、発酵機(ホイロ)で更に1時間二次発酵させたりして、いよいよオーブンでの焼き上げが約35分くらいかかったでしょうか。湯気が立つようなホカホカの竹炭パンが型から出されたのは朝6時を過ぎていました。小学生の頃、お母さんに連れられ通っていたお客様が就職して久しぶりに実家に帰って来られたら必ず立ち寄り懐かしいパンを買って行かれると嬉しそうに話してくれました。美味しい笑顔を作りたい一心で焼かれるパンたちと共に竹炭パンが店頭に並びます。
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