修理に結構時間がかかっていましたので頻繁に登場していますが、どこを修理したのかとご質問をいただきました。実は使用している内にぶつけたとか、耐久性の問題ではなく本体側面に見えている縦に伸びる二本のヒゴがあります、ここを虫が喰いかけていたのです。
一年間かけて煙に燻して炭化加工させた竹材であっても油断できないのが竹の虫のたくましさです。近くにもっと美味しい竹材が山のようにあるのに何故この竹を...?と不思議に思いますけれど自然素材は自分達が完全にコントロールできない事を改めて感じます。
けれど一体何処を手直ししたのか分からないくらい綺麗に元通りになっています。こうして手を入れて修理しながら長く愛用できるのが竹細工の魅力のひとつです。
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