簾(すだれ)など普通の方なら夏のザル蕎麦の時に目にするくらいで、別にあっても無くても、あまり日頃気にしない竹製品のひとつかと思います。だから、そんな簾オーダーメイドなどする人などいるのか?と不思議かも知れません。
ところが、たかが簾(すだれ)、されど簾です。一般のご家庭では必要なくとも食品メーカーさんや、飲食店では其々の規格であったり器によってサイズが異なるのです。近年、ほとんどの簾は海外からの輸入になっていますので少量の枚数でも別注が編める工場は貴重な存在です。
あまり見た事のない形の簾が編まれてきました、相変わらず素晴らしい出来映えです。このような簾一枚からも竹林の様子、山の仕事、竹の運搬、竹工場、竹職人の事が目に浮かびます、だからこそ同じ仕事が続いていけるように少しでも別誂えスダレを増やしたいと思っているのです。
かっては日本にも数社あった丸簾は国内では製造できなくなりました。下のYouTube動画がレアな最後の製造現場の職人さんが映っています、角簾を製造する様子も良くお分かりいただけるかと思いますのでご覧ください。
コメントする