真竹を使って製造した白竹箸は手頃感もあって、なかなかの人気です。竹の清々しさも感じられ定番として安心してお使いいただける一膳かと思います。さらに天節とよばれる持ち手部分の一番太くなった端に竹節をあしらっているのが一目で竹でお分かりいただけて良いのかも知れません。
お正月にお使いいただく事の多い青竹箸には竹節がありませんので比べていただくとご覧の通り竹節のあるなしで雰囲気がかなり違います。若い世代には竹が身近でなくなっていますので節がないと竹と気づいて頂けないのではないでしょうか。実際、コンビニのお弁当はは良く食べる事はあっても、手にしている割り箸が竹だと知っている方は多くないように思います。
白竹箸は身の厚い真竹を素材に製造しています、切り口をみると黒い模様が見えています。これが維管束といって竹に水分や養分を運ぶ管で竹表皮に近いほど密度が濃く丈夫なのです。
お箸は口に入れるものなので無塗装へのお問合せを多く頂戴していますし、関心も高いようです。しかし、この白竹箸にはウレタン塗装をしていますし、虎竹箸などの場合には漆をかけます。無塗装竹箸もございますが、無塗装箸が自分のイチオシではありません。
前にもご紹介させてもらった事があったように思いますが、それぞれ違う無塗装竹箸の使用前と使用後を比べています。箸先が茶色く染まったように見えるのが無塗装箸です、このような色移りやカビなどにより一層注意してご使用いただかねばなりません。
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