新春虎竹の里ウォーキングは、ここらかだと向かいの山になる虎竹の里の美しい山道を歩きます。下に見えるJRの線路は使われていますか?とご質問いただく事がありますけれど、もちろん今でも立派に汽車は走っています。ただ無人の安和駅に停車するのは上下各5本のみ、これが後の話に続きます(^^)
虎竹は不思議な事に虎竹の里の山頂までしか成育していません、峠を越えると本当に1本も竹が無くなってしまうのです。だから山裾から登り道には、このように伐採された虎竹を見る事ができて、この長い竹を運びだすためのトラックが通る山道も整備されています。
雨の多い高知県ですから未舗装のこのような道路は人が通っていないと直ぐに通れなくなります。山道がこれだけ綺麗な事が虎竹の里で竹文化が守られている証と言っても良いのです。
焼坂峠を越えると同じ山道がこのように一人が通るのが精一杯の心細くなる、けもの道みたいになってしまっています。それどころか何カ所かは鉄砲水で流されて通行困難な所さえあるのです。自分が虎竹の運ばれる山道を「命の道」と呼ぶのが少しご理解いただけるかも知れません。
今年のウォーキングは出発時間が遅くなってしまったのと、崩れた山道で同じく山歩きしている方に出会い長話をしていたせいで予定していた土佐久礼発の汽車に乗り遅れてしまいました。次の汽車は3時間後でした(涙)駅にはタクシーもありません、急行がもうすぐ到着するので須崎駅まで乗っていってタクシーで安和までUターンしようと歩き出したところに電話が鳴りました。
帰りが遅いので家人が心配してくれていたのです。そこで父が迎えに来てくれる事になって、駅のベンチに腰を下ろしますが父が車で来てくれるなど何十年ぶりの事でしょうか?塾に通っていた頃の小学時代になって気分で嬉しくなりました。本当に忘れるくらい久しぶりに乗せてもらう父の助手席...今年はスタート最高です。
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