虎嘯風生(こしょうふうせい)と書かれた色紙は京都臨済宗龍宝山大徳寺山内龍源院住職であられた細合喝堂老師の筆によるものです。虎嘯けば風生ず(とらうそぶけばかぜしょうず)とは虎がほえれば風が吹き荒れる、英雄がひとたび立つと世の中に風雲を巻き起こす、優れた人物が時を得て活躍する様を言います。
虎嘯風生の色紙を飾るのは図面角竹の色紙立て、虎柄になった模様が色紙とバッチリです。図面竹を、虎竹と間違えられる事も多いですが、良くご覧いただきますと節のラインが一本線なのがお分かりいただけますでしょうか?この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」を長くご愛読いただいておられる方ならピンとくるかと思いますが、この竹は孟宗竹、虎竹とは違う種類の竹です。孟宗竹を京都清水銘竹店の職人技で、このような虎模様に作り出しているのです。
来る寅年にこれほど相応しい色紙と色紙立てはありません。まさに感無量、2022年はこの虎に学びながらの一年なりそうです。
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