逆台形六ツ目編みの竹籠

六ツ目編み竹籠


広い口部分が底に向かうに従ってギュッと絞られた、台形を逆さにしたような少し変わった形の六ツ目編み竹籠を見つけました。口巻も丁寧ですし、竹ひごのあしらいも美しく熟練職人の仕事です。元々は花を活けるために編まれた籠との事ですのでオトシを入れて水をはり、重心を下にすればそれなりに安定感があるのかも知れません。しかし、花籠としてではなく小物入れ等に使おうと思えば底が小さすぎて少し不安定です。


逆台形六ツ目編み竹籠


そこで、買い物籠にしてみようと思って、ちょうどの革持ち手を作っていただく事にしました。今までなら竹手提げ籠の持ち手は同じ竹にするか、もしくは籐が一番身近で多用されてきました。ところが近年良質の物が輸入されなくなり品薄でもあるので革との組み合わせも面白いのです。


逆台形竹手提げ籠バッグ


さっそくスーパーでの買い物に使ってみました。底の容量が小さいので、いつものように買ってしまうと入りきらないものの強度的には十分です。ただ革持ち手の長さは、もう少し短くして持ちやすくするか、長くして肩に通せても快適に使えそうで悩みどころです。又、完成させて30年ブログでご紹介できればと思います。


コメントする