今年も早いもので恒例の竹虎カレンダーの季節になってきました。毎年、その一年を振り返りながらカレンダーに使用する画像を選ぶのですが2021年の大きな出来事は、かって「この花籠を誰か食べているのか?」と冗談交じりに職人が言うほど毎日、毎日作り続けていた竹花籠にスポットを当てた事でした。
現在ではあまり関心を持って見る方もいない竹編みの花籠たちですが、このコロナでの外出自粛、ステイホームによって、お家時間が多くなられた皆様に一輪の花を愛でる楽しさを思い出していただきたいと思いました。
虎竹の花籠も、それ自体が熟練の職人が編み込んだひとつの作品のように見えます。
ところが、生花を入れると、どうでしょうか?全く別次元のようにお互いが引き立て合います。
竹籠に花を入れるのにルールなどありません。本当に野の花一輪を自分の気持ちのおもむくまま投げ入れれば良いのです。今年は本当に少しだけではありますものの、こういった籠の活躍できる場所が出来て来た事が嬉しかった事のひとつです。
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