竹箸には多くの場合、塗装がされていて一見すると塗りがなく自然そのままのように思える竹箸でもクリア塗装という透明で自然な感じで仕上がる加工を施しています。
そのような事からクリア塗装も何もしていない竹素地そのままのようなお箸を探されている方もおられて、ご質問もいただきますので無塗装箸について少しお話させていただきます。二膳のお箸が並んでいますがご注目いただきたいのは箸先端部分です。
同じお箸を裏返しますと、もう少しよくご確認いただけるかも知れません。お箸の先端部分が濃い色に染まっています。
お箸は食材を掴むためのものですし、当然ながら箸先は、お刺身の際の醤油をはじめてとして色合い濃いものに触れてしまいます。
竹材そのままに加工したお箸だと竹繊維に醤油などを吸ってしまって、このような色染ができてしまいます。
自然の竹そのままのお箸も良いものですから、化学物質過敏症などの方から無塗装のお箸をお願いされました場合にはできるだけ対応いたしております。けれど塗装をしない場合にはも、使用後に起こってくる色染まり、さらにカビの発生など竹材そのままに使うリスクも同時にお知りになって頂ければと思います。
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