高知龍馬空港の山田まん

 
山田まん、高知龍馬空港g


高知の空の玄関口といえば言わずと知れた高知龍馬空港です。ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港、パリのシャルル・ド・ゴール空港などと同様に人名の付く空港として有名となっています。ところが、このコロナ禍によって少し寂しいお知らせがありました、それが空港2階出発ロビーにある「とさでんショップ」売店と「レストランチャオ」とが先月末で閉店されたのです。


売店は1959年から営業開始だそうですので60年以上の歴史です。実は何を隠そう当社の虎竹製品なども取り扱って頂いていた事もあり、棚に花籠が並んでいた時代も思い出されます。ずっと担当させてもらっていた自分は個人的にも馴染みのショップさんでした。


空港は乗降のお客様も戻りつつありますので、是非他の店舗様には頑張っていただきたい、そんな思いが込み上げます。特に空港ビル直営店ビックサンさんには県下各地のお土産物にまじって竹虎が少し関わらせていただきました地元高校生が作った「山田まん」が販売されています。


竹虎四代目(山岸義浩)、孟宗竹


近年、デトックス効果などの認知が広まり竹炭パウダーを入れた食品を沢山見かけるようになりました。普通の竹炭に使われる竹材は、ほぼ100%孟宗竹です。日本最大級に大きく身の厚みもあるので竹炭に焼き上げるのには最適の素材なのです。


虎竹伐採


ところが、この「山田まん」に入れられている竹炭は何と日本唯一の虎竹!虎竹は不思議な虎模様が特徴ですけれど、この虎模様が出ていない竹も沢山あります。そんな製品にできない竹材を利用して竹炭に焼いて特別に竹炭パウダーにしました。


梅原真先生


こうやってスラリとお話していますと普通のお話に聞こえますが、これはかなりレアな事。淡竹の竹炭自体が竹虎以外では見た事もないのに、ましてパウダーなど日本には存在しないのではないでしょうか。こんな珍しい竹炭が出来た理由は高知在住のデザイナー梅原真先生にあります。こだわりの方なので普通の事ではNGになってしまう...自分が勝手に早とちりして、後から聞くとそこまで求められていないのに勝手に凝ってしまったのでした。


まあ、しかし珍しい製品が出来あがった事ですし、アフターコロナに向けて行き来の多くなる空港に御用の節は、先様へのちょっとしたお心使いにお一つどうぞ。


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