直径が約41センチで深さが22センチという虎竹のゴザ目編みとしては今までになかったサイズ感の整理籠ができました。底の四隅が足になって緩やかなカーブを描いているのが特徴的です。
編み込みの竹ヒゴ幅を違えているので、編み込みに微妙な変化あります。
四ツ目底というのが通気性に優れていて整理籠としては秀逸なところです。
しかし何といいましても口巻の美しさは熟練の技としか言いようがありません。普通の青竹細工の場合ですと使いやすい柔らかな若竹を伐採して縁巻に使いますけれど、虎竹の場合は若いうちは色付がありませんので必然的に3年、4年竹を使うことになります。扱いづらい竹材をここまで使いこなせるのはまさに達人の域なのです。
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