自分達にとったら忘れかけていたような古い竹手毬かんざしも、竹アクセサリーなど知らない若い世代には新鮮で興味を魅かれるようです。竹アクセサリーや竹ビーズを使ったバッグ類は、60年以上も前に考案され一世を風靡するような人気で次々と新しい製品が登場していました。
倉庫の片隅で、45年間も眠り続けていた竹ビーズバッグを見つけた時には、幼い頃の思い出が一気に甦りました。バッグ類も手提げタイプからセカンドバッグ、ポシェットなど実に多種多様、更にレインボーカラーかと言うくらい色展開もあって当時の好評ぶりを知る事ができます。
竹ブローチ、竹ネックレスも今では到底真似できないような技ばかりです。
もちろん、当時の技術を継承した竹細工は残されていて新しく虎竹で編んだブローチもあります。けれど、一番大きな違いは価格です。
この竹手毬かんざしは、高い技術力と量産体制を整えたお陰で販売価格は何百円という安価だったそうです。とても素晴らしい製品でもあり、復刻を願うお客様の声もありながら消えてゆく昭和の竹スターのひとつです。
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