2001年から続けて来た竹虎インターンシップですけれど昨年は残念ながらコロナウィルスで開催する事が出来ませんでした。今年も虎竹の里まで実際に学生さんにお越しいただけないので、初めてとなるzoomインターンシップを開催する事になったのです。
先週から激しく降り続いている雨で日本唯一の虎竹林に行くことはできませんでした。そこでインターンシップは竹虎本店前からスタートになります。外に出られないほどの悪天候でしたが、幸運にも開始時刻には小康状態になり駐車場から虎竹の里の全景もご覧いただく事ができました。ここから見渡せる山に囲まれた虎竹の里でしか虎竹が生育しないので学生の皆様には是非とも見ていただきたい所だったのです。
竹虎二代目が建てた本社前の大きな石碑も是非ご覧いただきたかった一つです。「竹の子の、また竹の子の、竹の子の子の子の末も茂るめでたさ」大田南畝(蜀山人)と言う方の歌です、継続利用可能な唯一の天然資源である竹の成長力の早さ、命のたくましさを表わしています。
オンライン開催のインターンシップの良いところは海外の方でも気軽に参加できる事です。今回は日本とは時差のため真夜中のブラジルからの参加の方がおられました。それと、もうひとつは説明させていただく中でYouTube動画などご覧いただけ事でした。
袖垣製作をやっていなくとも、どのように作っているのか実演をすぐにご覧いただけます。
雨のため外を走られなかった竹トラッカーでしたが、2016年に挑戦した「チャレンジラン横浜」でどんな風に走行したのか見ていただきました。
工場と店舗のご案内が終わると1時間の予定時間を20分ほどオーバーしていたようです。zoomインターンシップにご参加いただけなかった方々にもご覧いただけるように短くまとめたYouTube動画を製作予定にしています。
しかし今回は何といいましてもオンラインで、しかも決められた短い時間の中で虎竹福音鈴が編めるのだろうか?と言う事が一番心配された事でした。小さな編み込みを分かりやすいように拡大した紙素材なども用意して出来るだけ伝わりやすい工夫をした竹虎工場長によるzoomワークショップが始まりました。
参加された皆様が優秀だった事、前もってお届けしていた手引書や公開しているYouTube動画での予習などもされていたのかも知れません、自分の予想以上の仕上がり具合に驚きました。ご参加いただきました皆様、昨日は本当にお疲れ様でした。今度は実際に虎竹の里まで足をお運びいただける日を楽しみにしています、ありがとうございました!
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