「作務衣を着ていて暑くないですか?」連日の猛暑でよく言われる言葉です。実は、もうすっかり慣れているので結構大丈夫なのです、昨日も炎天下の竹林に入っていましたが山にいる時も工場でも長袖の方が原竹を安心して扱えます。夏用の作務衣もあるにはありますけれど生地が薄くて頼りなくあまり好きではありません。何度か着たものの結局いつもの定番に戻るので一年通して同じ作務衣たちを着用しています。
しかし、さすがにデスクワークに戻った時には部屋のムンムンする温度に閉口する場合があります。そして、そんな時に活躍するのが竹虎四代目専用の竹製ハンガーなのです。まあ、ハンガーとは名ばかりで本当は職人が試作した抱き枕です、上着を脱いでサッとかけられて本当に便利ですしサイズもピッタリなのがいいのです(笑)。
現在、竹虎で販売させてもらっている抱き枕は白竹で編んだものだけです。少し前には、この磨きのタイプがありました「磨き」とは竹表皮を薄く剥いだ竹ヒゴを使う細工で表皮の美しさ、経年変色が魅力のひとつです。こうして竹を身近に置いて愛用できるのが一番の幸せです。
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