「素晴らしい出来栄えで感動しました。」黒竹玄関すのこ

 
黒竹玄関すのこ


黒竹玄関すのこを作った当時は、まだ黒竹の竹林が綺麗に整備されていて毎年季節になると沢山の黒竹が山出しされていた。大量に伐り出されているものだから2トン車や4トン車では間にあわず10トントラックで行かねばならない事もあった。こんな話をすると輸入された黒竹を港まで受け取りに行ったのか?少し事情に明るい方ならそんな風に勘違いされるかも知れない。いやいや竹虎は地元の竹にこだわっているので当然国産竹材しかない、やはり古き良き時代だったのかも知れない。


黒竹玄関すのこ


しかし、過剰生産とも言える中で積み上げられ残されていく黒竹の山が増えてきた。そこで何とかしたいと考えて製作したのが、この黒竹玄関すのこだった。いざ作るとなると簡単なようで難しい、サイズや高さを何度もやり直して踏み心地の良さを追求した。


黒竹玄関すのこ


こんな物作っても誰が買うのか?職人が冷ややかなのはいつもの事だが、自信があったのはこの道50年のベテラン職人の竹を矯める技だった。曲がった黒竹を真っ直ぐに矯正しているから一つの製品を継ぎ足して使う場合にもこのように美しい、いずれお客様には伝わるだろうと思っていた。




黒竹玄関すのこ


今朝、お客様から「素晴らしい出来栄えで感動しました。」と嬉しいお便りが届いた。


黒竹玄関すのこ


このようなお声をいただけるから発売から20年近く経った今でも何とか製造を続けられている。本当にありがとうございます。




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