この虎竹籠はコンビニ籠バッグなどと名前を付けてられていますが元々は花籠として編まれていたものです。竹虎では花のある暮らしを見直して頂きたいと思って今年の初めから少しづつ準備をして亀甲竹の一輪差しを含めると60種類を超える竹花籠をウェブサイトでご紹介してきました。
そんな中の籠のひとつにネジリ編みしたユニークでサイズ感のある虎竹花籠があったのです。しっかりした力竹が入っていて、持ち手の巻き方が名人と呼び名の高い職人が編んだだけあって美しく仕上がっています。
そこで花籠としては大きくてお使い頂くシーンが限定されるものの、手提げ籠としてなら皆様にご愛用いただけるのではないか?と考えたのです。ただし、籠の内側には竹ヒゴが差し込まれたままになっていますので注意が必要です。
それなら内布でもすれば良いように思われますけれど、それもこうしてネジリ編みの透ける姿をながめていますと、そのままにしておきたい気持ちです。
今では編まれる事もなくなった数個しか残っていない限定の竹籠です。このままで可愛がっていただける方にだけお届けできればと思います。
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