本はアマゾンでばかり購入するのは考えモノだと、こういう時に思います。たまたま本屋に入って目についたのが「竹の文化誌」、この手の竹を題材にした本などは地味だし随分前に発刊されたものとばかり思っていたら何と今年の2月に翻訳されたばかりのホヤホヤ!しかも著者がsusanne lucasと言うから更に驚いたのです!
スザンヌさんはマサチューセッツ州プリマスを拠点にして活躍される園芸家、デザイナー、造園家であると共に世界竹機構(World Bamboo Organization)のエグゼクティブディレクターなのです。何を隠そう2018年にメキシコのハラパ(Xalapa)で開催された第11回世界竹会議(11th World Bamboo Congress Mexico)の基調講演にお招きいただいた際のご連絡を頂戴した方でもあります。
竹は人々の暮らしに衣食住すべてに深く根ざし長い長い歴史と共に今があります。スザンヌさんは世界的に竹と人との関わりを研究され、環境負荷の小さい資源としての可能性にも目を向けられています。日本の竹は品質も高く、生み出されるモノは日本人特有の感性によって磨かれ、竹の姿そのものが日本人の生き方や考え方にまで大きな影響を与え続けてきました。竹の国ニッポンで一人でも多くの方に手にして欲しい一冊です。
スザンヌさんには世界竹会議メキシコで日本唯一の虎竹電気自動車竹トラッカーで現地を走る「チャレンジランメキシコ」にも多大なお力添えをいただきました。
コメントする