磨きの手提げ籠バッグができてきた。磨きとは竹の表皮を薄く剥いで編む竹細工のこと、竹皮のキズやシミなどを綺麗に削ぎ落す形となり編み上がった籠は青々として本当に美しい。
竹表皮が鉋屑のようになっている所をご覧いただくと、なるほど確かに竹表皮を削ったのだとお分かりいただけるかも知れない。
人の青春時代と同じだろうか、竹籠の青々とした色合いの時はすぐに過ぎてしまう。鮮やかさが無くなり、少し落ち着いた色合いになっていく、しかし、これで枯れていくのかと心配する事はない。愛用する年月を重ねるほどに今度は段々と色合いが深まり渋さが増してくる。
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