虎竹スツールの職人


 
虎竹スツール、竹虎四代目(山岸義浩)


この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」2月15日でもお話させていただいたリニューアルした虎竹スツールですが、いよいよ本日から動画でその製作の工程をご覧いただけるようになりました。中央空洞部分に二重八ツ目編みで補強された部分は外観からも確認できます。ところが、リニューアルのキモの部分は竹編みの内側に隠されているのです。


虎竹スツール


虎竹の里、虎斑竹


しっかりとヒゴ取りした虎竹を丁寧に編みこんでいる籠の内部に一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?日本唯一の竹林から伐り出され厳選した竹材で編みこまれた竹肌を何度も撫でながら考えていました。


虎竹スツール補強籠


籠の内側に収められている耐久性を高めるための補強籠。「補強籠」などという言葉自体聞くことは、あまりありませんけれど、それがこの虎竹スツールを創り出した職人の強いこだわりと思いを表している部分でもあります。


虎竹スツール


前回も書きましたけれど竹は素晴らしい素材であると共に非常に難しい素材です。特に荷重のかかる家具として形づくる場合は様々なケースを考えねばなりません、今回のリニューアルはひとつの答えです。まず、その工程をご覧ください。




コメントする