これは一体何でしょうか?パッと見にはお分かり頂けない方もおられるかも知れません。実は青竹踏みを天日干ししているところなんです、乾燥させた竹材を使用していますけれど湯抜きした青竹をそのまま加工して塗装もせずに仕上げますので管理が大変です。ズラリと並べてカビのきやすい内側の身部分をこうして太陽に晒しています。
さて何も言わなければお気づきいただけない方がほとんどだと思いますのでお話させていただきますが、竹虎の青竹踏みにはご覧にになっていただいています通り全て節が二つ入っています。厚みのある孟宗竹で製作する上に更に強度を考えて丈夫な節部分が取れるように作っていくのです。
何でもないような事ですが、実は竹の節の間隔は元が狭く、ウラ(先端)に行くほど長くなりますので皆様が思う何倍もの竹材が必要となる非常に大変な事なのです。
こうして孟宗竹の竹林を歩きましても頃合いの竹がどれくらいあるでしょうか。そして、その一本の竹を41センチの青竹踏みに取っていくのに単純に端から切断していけばよいという訳でなく、節を二つ入れねばならないとなると比較的にお求めやすいこの製品にも竹材が厳選されているのがお分かりいただけるかと思います。
青竹踏みには孟宗竹で製作した定番タイプと、細身の真竹で製作するピンポイントに効く強力青竹踏みがあります。室内で簡単にフミフミできますので「健康の贈り物」として先様のお名前を刻印して差し上げるのはグッドアイデアではないかと思いました。
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