土場で選別された日本唯一の虎竹

 
日本唯一の虎竹


先日は虎竹の里にも久しぶりに雪が降りました。今朝も気温が低くてうっすらと霜が下りていますが、日本唯一の日本唯一の虎竹たちにとっては寒波の到来が少し遅かったようです。実は竹林は、とても周りきれないほど広大ではありますものの全ての竹に虎模様が付くと言うことではありません。近年の温暖化で色づきが芳しくなくなっているので、せめて1月にこのよう寒さが来ていてれば虎竹の品質にも影響したのにと少し残念に思っています。


虎竹選別土場


ただ、虎斑竹の伐採は先月終わりましたけれど、竹林での仕事は続いています。山の職人は天気さえ良ければ連日のように竹林に出かけて行き枝打ちや山出しの準備をしています、そしてトラック一台分くらいの竹が揃えば積み込みに行って土場に運ばれ選別作業となるのです。


虎竹選別


虎竹土場


竹林での伐採や搬出作業は人目につくことは少ないものの、色付き別、太さ別に細かく選別する竹の仕事は広い土場や畑でされるので地元の方々にも冬の風物詩として馴染みの光景です。小さい頃から当たり前のように見ていると、どこか他の県や地域でも同じような竹選別をこうしてしてるのだと何となく思っていました。もちろん、これが大切な伝統の竹文化であり地元の宝だと年齢を重ねると知る事になります。




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