竹箒も国内では名人と呼ばれる職人さんが次々に引退されて随分と少なくなりました。それでも黒竹を使った箒は今でも少しづつ製造されていて肩に担ぐとズシリとくる重さ、これが日本の竹を次世代に繋ぐ重さでしょうか(笑)。

さて、そんな黒竹箒ですけれど、こうして見ていると何ということもありません。ところが持ち手の黒竹をよく見てみると...

これです！竹の虫が見事に柄の黒竹を食べてしまっているのです。本当にもう「黒竹！お前もかっ！」とジュリアスシーザーになった気分です。

しっかり管理されている竹材であっても、自然の営みを人間がそうそう簡単にコントロールできません。「何かを生み出す行動でなければ、行動とは言えない。」ともシーザーは言ってます、とにかく害虫に喰われないよう結果を出すべく行動あるのみです。