メキシコを疾走する竹トラッカーをYouTube動画にまとめました。

 
竹トラッカー、竹虎四代目(山岸義浩)


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」でメキシコはハラパの街を疾走した時のYouTube動画をまとめてみました。せっかく海外まで遠征して走るという事で数台のカメラで撮影いただいていましたけれどそれぞれバラバラになっていましたので、これをご覧いただければ「メキシコラン」が分かるという物にしたかったのです。


おっと、竹トラッカーのメキシコランや、そもそも竹トラッカー自体をご存知ない方のために少しだけご説明しないといけないかと思います。竹トラッカーは、日本唯一の虎竹の事を沢山の方に知って欲しいと思い製作した電気自動車の事です。竹は継続利用可能な唯一の天然資源ですので環境にやさしい電気自動車としてクラウドファンディングを利用して製作させていただきました。完成した直後には「チャレンジラン横浜」と称して高知から横浜まで1000キロを充電を繰り返しながら11日間かけて走破しました。


メキシコ、ハラパの街


2018年に第11回世界竹会議(World Bamboo Congress Mexico)での基調講演のお話しをいただきましたので一度も行った事もありませんでしたが、きっと美しいであろうメキシコのハラパ(Xalapa)の街を竹トラッカーで走りたいと思って、今度はメキシコランへの挑戦が始まります。


竹トラッカー、竹虎四代目(山岸義浩)


まず最初に立ちはだかった壁はメキシコまでの輸送です。電気自動車である竹トラッカーにはリチウム電池で走るのですけれど、そのために海上輸送できる業者さんが少なく輸出がとても難しいことが分かりました。簡単に考えていたものの日本からメキシコはマンザニーロ港まで船で運び、そこからトラック輸送で更に1000キロ走ったハラパまでの往復となりますから運送代金が何と300万円と驚くほど高額でした。


世界竹会議、竹虎四代目(山岸義浩)


けれど、やはり多少の苦労があったにせよ、そうしてメキシコまで竹トラッカーを運んだことには意義がありました。世界50カ国の国と地域から500名もの竹専門家の方々が集まる機会は世界竹会議の他にはありません。この機会に多くの方に日本の竹を知ってもらえたのではないかと思います。


メキシコラン


そして、ついに念願のメキシコラン!ホテルロビーから、現地の方々に用意いただいた専用スロープを使い外に出て、メキシコの道路を走りだした時には感無量でした。緑に囲まれ調和のとれた美しいハラパの街を走ります、助手席には現地スタッフの方が交代して同乗されます。皆さん、嬉々として乗り込んで来られるので自分まで嬉しくなりました。道路脇に竹トラッカーを停めると道行く人から声をかけてもらいます。ハラパの中心街の公園に立ち寄ると、あれよあれよという間に人だかり!カメラで撮っていただき最高のメキシコランでした。


応援いただいた竹プレート


このメキシコランの実現にも全国から沢山の方々の温かい応援がありました。今ふりかえってみても皆様には感謝しきれないほどです。


竹虎ノボリ旗


コロナウィルスによって昨年の世界竹会議台湾は今年に延期になっています。この秋の開催に向けて動きだしているようですが、もし開催できるようなら今度は竹トラッカー台湾ランです(笑)。思うよりも沖縄から近い国なのでもしかしたらフェリーでも出ていないかと思っていましたが、どうやらなようです。またチャレンジがはじまります。




コメントする