虎竹スツールがリニューアルしました。まず見た目で一番違うところはスツール中央に開いていた空洞部分に、かなりしっかりとした竹ヒゴが穴を塞ぐかのように飛び出して重なっている事です。これは竹スツール開発から今も続く耐久性へのあくなき挑戦と進化の賜物、より強く、より加重に耐えられるようにと職人は常に工夫を重ねているのです。
虎竹スツールを内側から覗くと新しい編み目の影が見えますが、実は大きな変化は見えない部分にあるのです。以前は空洞だったスツール本体部分に、まるで筋交いの役割のような竹編みが搭載されて強度は数段増しています。
そもそも一本一本の竹ヒゴが以前より幅が広く厚みも取っていて座ってみてもかなり堅牢な感触。最大限の負荷がかかる、家具としての竹編みの使用に攻め続けている職人に敬意を感じずにいられません。
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