フラフをご存知でしょうか?高知ではお馴染みの色鮮やかな染めの旗の事です。由来はオランダ語ともフラッグとも聞いてますが、とにかくここ高知県土佐山田町は他の町とはちょっと様子が違うのです。田園風景の続く中を走ってきて、ひとつ裏通りの細い通りに入ると目が覚めるような色鮮やかな、のぼり旗や大型の旗フラフがはためいて賑やかなのです。
ちょっと不思議な華やかさを感じながら親子で染め職人をされている三谷染工場さんにやって来ました。実は新春用に竹虎のロゴマーク入りの旗を設えたいと色々考えあぐねてましたが、高知で旗と言えフラフしかありません。
明治35年といいますから竹虎と同じように100年続く歴史ある会社様です、これだけ有名な地元の染め物なのに実は仕事の様子を拝見させていただくのは初めてでした。
子供の誕生を祝うだけでなく、農作業の合間に休むための日除けや大きな風呂敷としても使われてきた実用性もあり、とにかく手仕事のぬくもりが伝わる地域の工芸品なのです。
さて、どんな風に仕上がって2021年をどう彩ってくれるのか。楽しみです。
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