続・古い竹籠の修理

修理した竹籠


口巻には柔らかい若竹を使う、しなやかで簡単に切れたり壊れたりするものではないが長い使用の中ではやはり傷んでくる。今回は修理依頼があって、磨き細工に表皮を付けた縦ヒゴが対象的な色合いの竹籠に新竹を使い口巻部分が鮮やかな青で飾られた。


メゴ笹籠


竹の種類は違うがメゴ笹籠などでも青々とした色合いは、すぐに落ち着いた色目に変わり年を追うごとに魅力ある風合いとなる。


古い竹籠


新しく修理した竹も表皮を薄く剥いだ磨きなので、比較的早い時間で本体のゴザ目編みと同じように変化してくる。3年か、5年、10年か、またこの籠を拝見できる機会があれば嬉しい。


口巻の技については、この動画をご覧頂くとその素晴らしさが実感できる。



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