一本の竹を割って細い竹ヒゴを作り編み込んでいく網代編み、先日は久しぶりにゆっくりとその仕事を見せてもらう機会があった。竹を割る音はいつ聞いても心地よい、細いヒゴは幅と厚み揃えていく。
こうして作った竹ヒゴを編み込んで一枚の板状にしていく。組み合わせによって様々な編み目模様ができあがるが、網代編みは縄文遺跡から出てくるほど歴史が古く先人があらゆるパターンを試してきている。
少し注意してみると竹虎本店に並んでいる竹細工の中にも網代の技法を使った製品は数えきれないほど多い。
そんな網代編みで極みとも言える渡辺竹竹清先生、30数年間大事に保管されていたショルダーバッグは見事だ。
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